僕たちは、この海と山に囲まれた小さな町で生まれ育ち、この町にもう一度元気を取り戻すために、この塩づくりを始めました。
僕たちは、今の子どもたちがひとりでも多く尾鷲で暮らしたい、働きたいと思える町に少しでも近づけるように、『塩』を通じて『モノづくり』にはげんでいきたいと思います。
これは僕たちだけで、叶えられるほど簡単な事とは思っていません。この町で同じ想いで頑張っている仲間やいつも応援してくれる人たちとの輪を広げていくことも大切だと思っています。
塩づくりに関してはまだまだかけだしですが、塩のもつ広がりをもっともっと色んな形で表現しながら、楽しく元気にこの尾鷲の地がこれからも特産品であふれる町でありたいと願っています。
しお学舎 スタッフ一同
こんな「
そんな中、尾鷲市はこの地域の活性化を目的に2006年4月海洋深層水取水施設『みえ尾鷲海洋深層水 アクアステーション』をオープンさせ、水深415mから取水される海洋深層水を水産分野はもとより、食品、美容、医療、エネルギー資源、農業、環境保全にと広範囲に利用価値が出てくることで地域にもう一度元気を取り戻そうという取り組みでした。
この取組みに応援したいと立ち上がってくれた地場産業をはじめ三重県内の中小企業家の有志たちの応援が実り、「地域と一緒に町おこし」を合言葉に廃校となってしまった木造校舎を活用した塩づくりをはじめたことから校舎をシンボルに「しお学舎」と名付けて、2007年7月16日(海の日)に開校しました。
今では、用途別に合わせたお塩や、海水をまるごとお塩にした塩分を抑えたお塩などをはじめ、地元特産品を利活用した調味料、清涼飲料水、お菓子なども自分たちですべて作っています。
スタッフは少なく、まだまだ小さなモノづくりですが、これからも自分たちのモノづくりに向かって頑張っていきたいと思います。
三重県南部にある尾鷲市にある小さな漁村で
廃校となった木造校舎を活用して「みえ尾鷲海洋深層水」から塩を作っています。
そうして生まれた"しお学舎の塩"と地域の特産品を活かした新たなモノづくりに取り組んでいます。
尾鷲しお学舎校長 尾上 和寿