■生とうがらし 虎の尾の風味を生かす
生でとうがらしを食べる習慣があまり一般的でない頃から、尾鷲の漁師はそれを刻んでわさびの代わりに使っていました。
その野趣溢れる風味を残すために、刻んだ生とうがらしに塩をあわせ、爽やかな香りを引き立たせるために、尾鷲特産の甘夏の皮と果汁を混ぜ込みました。
一般的な柚子胡椒はペースト状が多いのですが、虎の尾は粗挽きでつぶつぶ感を大切にし、
噛むたびに唐辛子の辛味を感じられるように仕上げながら尾鷲特産の甘夏の果汁で爽やかさを演出した
存在感たっぷりな尾鷲甘夏胡椒です。
まず、一番に試してほしいのは、刺身のわさび代わりに使ってみてほしいです。
その他お鍋はもちろん、しゃぶしゃぶやお茶漬け、うどんやそうめん、豚汁などの薬味などいろんな料理に使って
お楽しみください。
尾鷲のやさしいぽんずと合わせてお使いいただくと、より一層美味しくいただけます。
■虎の尾って!?
かたちが虎のしっぽに似ていることから、元尾鷲市長が名付け親とのこと。
「伏見甘長とうがらし」が原種で、この地域で自然交配により辛みがかかったと思われる品種で、
ここ尾鷲以外ではみられない唐辛子です。
しっかりとした独自のうま辛みがあり、唯一無二な尾鷲特産の唐辛子です。
■歴史
漁師たちの薬味として、尾鷲の地元の漁師たちはそれを船に常備し、海上で獲れた魚を刺身で食べる時の薬味にしてきました。
注意:原料となる虎の尾(唐辛子)は、他の品種と交配しやすいので、
地元の農家さん達が手間ひまかけて大切に育てているため、限定量しか栽培されておらず、原料がなくなり次第終了となりますので、あらかじご了承下さい。